Waterworks
Waterworks Radio

日本水準原点

建設 early 1870s
所在地

東京都

技師
Isaac Lindo

アムステルダムの測地基準点に基づいて、千代田区にある日本水準原点は、日本の標高を測定するための基準点として設置されました。アイザック·リンドは、日本の水準原点を定め、現在は海抜24.3900mと定義されています。この日本水準原点は、専用に設計された神殿造の倉庫に設置され、後に東京湾平均海面をゼロメートル地点としました。日本水準原点は今でも日本の地形およびインフラ整備計画の重要な要素であり続け、全国の建設および土地利用の測定基準の標準化を確実にしています。

長い間、台風、地震、津波などの自然災害に脅かされてきた日本。土木工学は従来より災害防御の
手段として、何世紀にもわたり日本の都市形態と都市計画を形成してきました。明治時代、日本政
府はオランダの水利技術者(「ウォーターマンネン」)を招き、国内の上水道インフラの改善に協力
してもらいました。オランダ人技師達が伝えた革新的な技術は、日本の近代化の重要な時期に大き
く貢献した国際協力の好例であり、両国の永続的な絆につながっています。

革新的な影響を与えたにもかかわらず、オランダ人技師による日本の治水管理への貢献は、今まで
大きく注目されていませんでした。本展示「Waterworks」は、明治時代に日本各地で開発された50
か所以上のオランダ上水道跡を展示した、フィールドレコーズ始動の日蘭共同プロジェクトです。
地図上の史跡名をクリックして、その場所の写真や音響とともに、歴史や開発当時の様子を学んで
みてみてください。